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'12 北岳  ('12/9/1〜2)         使用カメラ:K-5(Pentax)

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 1日目: 6:50広河原-8:50二俣-(右俣経由)-11:30肩の小屋-12:10北岳-13:30北岳山荘
 2日目: 5:30北岳山荘-(八本場のコル経由)-9:30広河原


 なぜか南アルプスには縁が無くて、20年振りぐらいの2回目の北岳登山である。縁遠い理由の一つにはアクセスの方法を調べるのが面倒だったという不精な事情もあった。とりあえずネットでバスの時間などを調べて、芦安に。よく勝手が判らぬまま、標識に従いぐるっと回って市営駐車場へ・・。朝起きて、バス乗り場で券を買うと、「立ち席しかありません。」・・・出だしからついていない。

崖に張り付くような林道をバスは走って行く。その眺めに南アルプスの奥深さ、大きさというものが否応なしに実感される。広河原から、橋を渡って登り始めるが、20年ほど前の記憶は情けないほどに残っていない。「こんな道だったっけ」と思いながら二俣へ着くと、大樺沢の風景はなんとなく覚えがある。あたりには紫色のグンナイフウロに混ざって、見知らぬ青い可憐な花が咲き乱れていた。後で調べてみるとミヤマハナシノブ。 まだ見ぬ花でこんな素敵な花があったことに驚く。分岐を右俣へと進み、間もなく尾根へ抜ける。このころには青空が出てきて北岳の山頂も見え始めた。きっと山頂に着くころには晴れ渡って絶景が待っているものと疑いもなく信じていたが、肩の小屋あたりから曇り始めて山頂ではガス。しばらく待ってみたが、なんだか雨が降ってきそうになってきたので、あきらめて北岳山荘へと下る。

山荘でテントの受付を済まし、最初は小屋の横にテントを広げたものの、夜中に星を撮ったりするには、ちょっと密集しすぎている。もう少し探してみると、小屋の下側にもテントサイトがあって、こちらは空いている。テントを張りなおして中に入った頃から雨が降り出してきた。夕景も、星空も、ご来光も見られぬまま、あくる日はそそくさと降りることにした。9:30前には広河原へ。北岳は往復
でも10km程度しかないのであっという間であるが、短時間で標高差2000mを下った代償に、あくる日は久々に激しい筋肉痛になった。

この山行の帰り、300km程車を走らせて単身寮の真横にたどりついたところ、奇跡のようなタイミングでブレーキが壊れた。最後の力を振り絞って、私を無事に家まで送り届けてくれたようである。14年間、19万キロを共にした相棒の、奇跡的で、劇的で、静かな最後であった。

       
       

 

 

 

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