'12 北穂高岳  ('12/5/19-20)         使用カメラ:K-5(Pentax)

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 5/19 6:30上高地バスターミナル-9:50横尾-13:00涸沢(テント泊)
 5/20 5:00涸沢-7:20北穂高岳7:50-8:50涸沢10:30-12:00横尾12:15-14:45上高地バスターミナル


1日目:いつものように沢渡大橋の駐車場に車を止めて、始発のシャトルバスに乗る。今回も天気は上々。上高地に近づくに
つれて朝日に照らされた真っ白な穂高が姿を現す。焼岳の斜面の木立も白くお化粧をしている。どうやら昨日雪が降ったようだ。
新緑はまぶしいぐらいの黄緑をして、大正池からは朝靄が立ち上っている。心躍らずにはいられない。はやる気持ちを抑えて
登山届を書き込み、河畔へと向かう。新緑と新雪と青空と清流を堪能しながら横尾への長い道のりを歩く。道沿いには二輪草の
群生も咲いていて、あちらこちらで足止めを食う。今日は涸沢までと割り切って、ゆったりと歩くことにした。

横尾から屏風岩を巻いたあたりから道に雪が現れ始め、積雪期は外してある本谷橋から先は途切れなくずっと雪道となる。
のんびりしたペースの割には体が重い。普段の運動不足を反省しながら昨秋よりも1時間以上遅い涸沢への到着となった。

この時期の涸沢は雪に埋め尽くされている。雪の斜面が日に照らされてまぶしいぐらいに光っている。テントを設営し、暇つぶ
しも兼ねて、テントの横に風よけの雪の壁を積み上げる。しかし、夜から翌朝にかけてほとんど無風。完全に無駄な作業となった。

夜は星空を楽しみにしていたが、わずかにうす雲が出ていたのか、天の川も見られなかった。

 

   

 

2日目:前回の常念での失敗に懲りて、今回は目覚ましをセットして3時半過ぎに起床。5時前に北穂に向けて出発。残念ながら
山は焼けず。冬道は涸沢小屋の右手を頂上に向けてほぼ直登するコースである。途中、東稜(ゴジラの背)に向かう踏み跡と分か
れるが、驚いたことにメインルートよりも東稜へ向かう人の数のほうが多い。徐々に斜度をキツくする道を這うように登ること
2時間。北穂山頂からは、今回も素晴らしい槍の眺望を見ることができた。

山頂で写真撮影をしたあと、半分滑り落ちながら涸沢へと下る。テントを撤収して上高地へと降りる。行しはうつむいてた
ニリンソウも元気に花を開いている。久しぶりの長いコースに足に豆を作りながらバスターミナルにたどり着いた。

     
       
       

 

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